第12回 多摩川プロジェクト
2008/3/23(日)

干潟のバードウォッチングと清掃活動6

ハルノノゲシやハマダイコンの花が咲き、その間をチョウが舞い、多摩川の大師干潟はすっかり春めいて来ました。暖かい陽気に誘われて、干潟の上には先月までほとんど見られなかったカニたちもたくさん活動していました。先月に比べてすっかり季節が進んだことを実感できる1日でした。

今回は今年度最後の活動日ということで、ご参加のみなさんにこの日と合わせ1年を通 じての活動の感想を頂きましたので、一部紹介します。

「泥を掘るとすぐにカニが出て来るのが楽しかった。チョウやハマダイコンの花が見られて春らしかった」

「長く生きてきて、この活動は良い勉強になった」

「それほど広くないこの場所でもたくさんの春を見つけることができた」

「毎回来る度に干潟の表情が変わる。小さな生き物が一生懸命生きている姿を見て自分も頑張らなければと思う」

「ごく普通に見られる鳥でも良く見ていると、しぐさや行動が面 白くかわいかった」

「多摩川にこんな良いところがあって感動している」

1年を通じて活動することで、季節によっての違いや見慣れた生き物でもじっくり見ると新たな発見があったりと、人それぞれに何か感じるものがあったようです。

身近にある自然をあるがままに感じると言う活動の目的は何となく浸透しつつあるように思えました。

 次に訪れる時、干潟はどのように出迎えてくれるでしょうか? これからもできる限り、この場所を見続けて行きたいと思っています。

早まった開花予想の通り、桜の端が開いていました 初心に返って、今年度のおさらいです
テントウムシの姿も見られました ハルノノゲシ。すっかり春模様です
先月まで静かだった干潟にも活気が蘇りました ヨモギ積みをしている方もいらっしゃいました
最後までしっかり清掃作業。ゴミが無くなる日を目指して 最後はやっぱり記念撮影。みんな満足そうでした

第11回 多摩川プロジェクト
2008/2/24(日)

干潟のバードウォッチングと清掃活動5

ようやく寒波が抜けてホッと一息ついているところ、この週末は激しい強風にさらされてしまいました。都内では最大瞬間風速25mを記録した地点もあるそうです。

河原に出ると舞い上げられた砂ぼこりで視界は真っ白。こんな悪条件の中、吹きさらしの干潟に果 たして鳥は、生き物はいるのでしょうか?

北からの強風を避けるために早々に堤防の下に降りてみると、広々とした干潟が姿を現していました。。少しづつ春らしい潮回りになってきたようです。

そこには心配をよそに鳥たちの姿が見られました。冬の水鳥の常連さんです。前々回には見逃したシロチドリの群れもしっかり見ることができました。ヨシ原を背にして風を避けて小さくなっているコサギの姿も印象的でした。

干潟では参加者の方がクロベンケイガニを見つけてくれました。前日まで続いた暖かい陽気に誘われて出てきたのでしょうか。急に冷え込んでしまったせいか、動きが鈍かったです。砂泥を掘り起こしてみるとチゴガニの姿も確認することができました。

ハマダイコンの花も一輪見られ、干潟にも徐々に春が訪れようとしています。

次回は3月23日(日)に行います。春らしい装いを期待しましょう。

 

シジミの殻を使ったクラフト作品。素晴らしい出来栄です 砂ぼこりに煙る大姉橋
強風の中で鳥たちはどんな活動をしているでしょうか じっくりと見られたシロチドリの群れ。風をものともせず食べ物探しです
巣穴と思われるところを掘って、じっと観察しました チゴガニです。巣穴にこもっているところを無理矢理起こしてしまいました
清掃活動もしっかり行いました。成果 を前に満足な笑顔です 春の潮になり、広々とした干潟が姿を現しました。風がなければ気持ちの良い空間です

第10回 多摩川プロジェクト
2008/1/20(日)

干潟のバードウォッチングと清掃活動4

新年明けて初めての活動となりました。今年もよろしくお願いします。

強い寒波がなかなか抜けず、厳しい寒さの中、前回から引き続いて、まずは冬鳥観察を行いました。鳥たちは寒さにも負けずに元気な姿を見せてくれました。カモの仲間、カモメの仲間はもちろんのこと、今回は陸上の鳥も数多く見ることができました。

鳥を見た後は、わずかに広がっている河岸の林を散策しました。林の中で多くを占めていた樹木はトウネズミモチでした。庭木等から鳥によって運ばれてきたのだと思われます。他に目立ったのはオニグルミと確実ではないですが、ハルニレ*でした。種子が鳥に運ばれるもの、水に運ばれるもの、風に運ばれるものとそれぞれに観察でき、面 白い散策となりました。

干潟は冬のため、今回もあまり陸地が出ていませんでした。カニ類もまだお休みです。

清掃活動も行いましたが、前回同様あまりゴミは減っていませんでした。それでも頑張って危険なガラス類を中心にゴミを回収しました。

次回は2月24日(日)に行います。春の気配を探しに来てください。

ハルニレ*と判断しましたが、アキニレの可能性があります。どちらにしても自生のものではなく、公園樹や護岸用に植歳された樹木から広がったと思われます。

 

 

食事中のオナガガモのペア。キスしているように見えました 樹林が好きなヒヨドリ。河原のちょっとした林も多様な環境に貢献しています
寒いのか体を丸めているモズ。 冬鳥のツグミも増えてきました
ハマダイコンを掘ってみました オニグルミの冬芽。ある動物の顔に見えます
林で一番多かったトウネズミモチ。実がたわわになっていました 終わりの見えないゴミ清掃。地道な作業がきっと実を結ぶはずです

第9回 多摩川プロジェクト
2007/12/22(土)

干潟のバードウォッチングと清掃活動3

クリスマス前の三連休の初日。今年最後の多摩川プロジェクトを行いました。当日は残念ながら今にも泣き出しそうな空模様。 降ってくれるなと祈るような気持ちでした。それでも元気なご家族と学生さんが集まって、賑やかに活動になりました。

干潟の砂州や水上には数々の鳥達の姿が多く見られましたが、秋口まで賑やかだった泥の上はシーンと静まり返っていました。やはり10度を切る気温ではカニ達も活動はきびしいようです。

そんな静かな干潟を横目に子どもたちは岸に流れ着いた漂流物で遊び始めました。いろいろな物を見つけては大喜びの様子。本当に子どもは遊びの天才です。

大人たちもそれに触発され、ゴミ清掃を開始。瞬く間に家庭用ゴミ袋6袋が集まりました。毎回大量 に集まるゴミの山。そのうち宝の山になることを期待したいです。

今年も参加してくださった皆様ありがとうございました。次回は新年1月20日(日)に行います。来年もどうぞよろしくお願いします。

良いお年をお迎え下さい。

 

 

 

堤防の上からバードウォッチング シロチドリ40以上の群れです。干潟から突然飛び立ってしまいました
わずかに出た干潟で生き物を探しましたが、見たれたのはゴカイ類とヤマトシジミのみでした 堆積物を広げたらたくさん出てきました。ヒメハマトビムシだと思われます。干潟の重要な掃除屋さんです
大人たちは普通にゴミ清掃を開始 子どもは漂着物の山で遊んでいました
コサギの着水シーン。脚の黄色が目立ちます 大量に集まったゴミの前で記念撮影

多摩川バードウォッチング
2007/12/9(日)

多摩川の六郷土手で鳥を観察 講師:掛谷 光さん

都内では珍しく広大なヨシ原がひろがる六郷土手。その周りの草地、干潟もあわせると実にたくさんの生き物を観察することができます。なかでも、この時期は日本で冬越しをするために渡ってきたカモの仲間も加わりにぎやかです。

講師の掛谷さんの話を聞きながら、ハクセキレイ、コガモやヒドリガモ、オナガガモ、バン、ダイサギ、アオサギ、ユリカモメと次から次へと水辺の鳥たちを見ることができました。 観察していると急に水鳥たちがばたばたとあわてて飛び立ちました。オオタカの襲来です。獲るのは失敗していましたが、目の前で繰り広げられた狩りに皆ビックリ。貴重な場面 を目の前で目撃することができました。その後、同じ猛禽類の仲間チュウヒも現れました。

優雅な姿のセイタカシギや関東では珍しいヨシガモも見られ、盛り沢山の一日になりました。

掛谷さんの話を聞きながら観察 東京都では準絶滅危惧種のセイタカシギ。ここ多摩川では優雅な姿が見られます
環境省の絶滅危惧II類荷指定されているチュウヒ。ヨシ原は貴重な生息環境です 種が服にくっつく植物があちらこちらにあり、みんなで遊びました
草地で餌をついばむカモも観察しました 雄の後頭部がナポレオンの帽子のような特徴のあるヨシガモ。

第8回 多摩川プロジェクト
2007/11/11(日)

干潟のバードウォッチングと清掃活動2

当日はあいにくの曇り空。もともと予報では雨でしたので、普通 に活動ができただけでもラッキーだったようです。

今回はバードウォッチングがメインだったので、鳥たちを脅かさないようにまずは堤防の上から観察をしました。

ほぼ水面に覆われている干潟ではカモの仲間が漂っている姿が見られました。また脚の長い大型のサギ、アオサギやダイサギが食べ物を探しているところなども見ることが出来ました。

しばらく堤防上で観察を行ったあと、潮が引き切った時間を見計らって下に降りました。前回まで台風の影響が残っていた干潟ですが、堆積物はほぼ無くなっていました。が、昼間に潮が引かない時期になってきたので現れた干潟はごくわずかです。けれど狭いところで、静かに観察してたのが良かったのか、かなり近くまで鳥が寄ってきてくれました。おかげで肉眼でも細かい行動を見ることができました。

今回もまた干潟の清掃活動を行いました。10分ほどで沢山のゴミが集まり、大きなポリ袋が2つも満杯です。前回同様、ゴミの分類をしましたが、ビニール、プラスチック系が大きな割合を占めました。

「裸足で歩ける干潟になると良いですね」という感想を話してくれた方の思いが実現できるような一歩にしたいと思っています。

次回の活動は12月22日(土)です。年末が迫り忙しい時期ですが、干潟に来て一息も良いのではないでしょうか。

前回採集したカニを標本にして持ってきてくれました とてもきれいな出来栄でした
堤防の上から観察 ダイサギが首を伸ばして食べ物探しです
下に降りての観察。もっとも潮が引いても出てきた干潟はごくわずかでした 冬鳥のユリカモメと南に渡る途中のアオアシシギが見られました
カニの巣穴もありましたが、とても少なかったです。台風の影響もあるのでしょうか 清掃活動の様子。きれいな干潟のための地道な第一歩です

第7回 多摩川プロジェクト
2007/10/13(土)

多摩川干潟観察と清掃活動1

オギの穂も開き始め、セイタカアワダチソウの黄色く色付いて、干潟はすっかり秋の装いに包まれていました。

いつもの活動場所は浮きドックは撤去されていましたが、まだヨシなどの堆積物が多く足場があまりよくありません。そのため、前回に引き続き、活動場所を本流の方に変更して行いました。

移動中に秋の陽光に導きだされたのか、様々な生き物に出会いました。またスタッフの1人がエノコログサを使って、簡単な造型教室を開催。参加者の女の子が短い時間で趣のある作品を仕上げてくれました。

昼間に潮が引かない時期になってきましたが、いつもと変わらない干潟が顔を出していました。河原に着いてからは思い思いの場所で干潟観察のはじまりです。どうしてもゴカイが苦手な小さな子がいたので、理由を聞いてみると、「顔がないから」という返事。明解な答えに納得させられました。

また今回は干潟の清掃活動も行いました。ただ拾うだけではなく、流れ着いた様々なゴミを分類してチェックもしました。10分も拾うと大きなポリ袋が満杯になってしまいました。ゴミについてはなかなか頭の痛い課題です。

今回は冬の到来を思わせるユリカモメ、キンクロハジロなどが観察されました。残暑が長引きましたが、一気に季節は変わろうとしています。

次回の活動は11月11日(日)です。 気温が低くなり、活動が低下する干潟の中の住人に変わり、冬鳥たちが集まりだします。干潟の変化を実感してみてください。

干潟はまだ荒れたままでした 堤防のコンクリートの上で発見。アオダイショウの幼体のようです
堤防に壁面で巣作りするハチ! 左のハチの巣を望遠鏡で観察
エノコログサで動物作りに挑戦! 完成品を取り忘れました、ごめんなさい 秋の空は広いです
何が出てくるか、お楽しみ 清掃活動も行いました。想像以上のゴミの多さでキリがありません。

第6回 多摩川プロジェクト
2007/9/24(月・祝)

多摩川の干潟に行ってカニウォッチング!

9月頭に猛威をふるった台風9号。久しぶりの増水で、中流域では人が流されるなど各地で影響がありました。六郷の橋も電車が止まるほどの影響があったので、ここ大師も少なからず影響があると想像していました。

しかし現場は想像以上の変わり様でした。

枯れたヨシなどの堆積はもちろんのこと、大きな流木やはたまた係留されていた浮きドックまで流れ着いていました。自然、そして水の力の強さを思い知らされる光景でした。

参加者の感想にもこの台風のつめあとが印象に残ったこととして挙げられていました。

そう言う訳で今回は堆積物の少ない本流側に場所を変えて、観察を行いました。同じような環境で生物相もさほど変わりませんが、いつもの活動場所とは少々感じが違っています。

砂浜から泥地の間の中間帯が少なく、砂浜にもあまり生き物が見られません。ただ砂浜はいつもの場所より広いので、参加者の皆さんはいつもより開放感を楽しんでいたようです。

また貴重なトビハゼの生息域にも近く、今年生まれと思われる小さなトビハゼをたくさん見ることができました。

たまには視点を変えてみることも大事だと感じた一日でした。

次回の多摩川干潟での活動は10月13日(土)に行います。だんだん昼間に潮が引かない時期になりますが、まだ大丈夫。参加をお待ちしています。

○で囲んだ部分がいつもの活動場所です。一見何も変わらないように見えますが…
いつもの砂地にはこんなにヨシの枯れ枝がたまっていました こんな浮きドックまで流されてきました!
珍客その1。近所の子どもたちが捕まえたトウキョウダルマガエル。環境を考えると流されてきたとしか思えません。 チゴガニたちは空いたところで健気に生活していました。
場所が変わっても同じことはできます 珍客その2。モクズガニ。この場所では初確認です。川を旅するカニなのでいてもおかしくありませんが、濁流に揉まれたのか疲れ切った様子
トビハゼの稚魚。3cmほどに育っていました。繁殖が確認できてうれしいです 水質検査も行いましたが、台風の影響かあまり良い状態ではありませんでした

第5回 多摩川プロジェクト
2007/8/26(日)

夏休み親子干潟体験その2

猛暑が続いた8月最後の日曜日。晴れているのに素直に喜べない、そんな複雑な心境でした。10時の時点ですでに30度オーバー。けれど、暑さの心配など吹き飛ばすような元気な子供たちと家族のみなさんが大勢集まってくれました。

今回も干潟が初めての人が沢山いましたが、泥だらけになり、伸び伸びと干潟を体感していたように見えました。

夏休みの自由研究のため、熱心にスケッチや記録を取っているお子さんもいて、その姿に感心しました。

「楽しかったので、ぜひまた来たい」

という声を今回も多く聞くことができました。この声が1人でも多くなるように、この活動を続けていきたいと思っています。

かなりの暑さでしたが、笑顔が見られ、今回も充実した観察会になりました。

次回の多摩川干潟での活動は9月24日(月・祝)に行います。まだ干潟の生き物は活発に動いています。ぜひご参加ください。

●チゴガニダンス

小さい子でも熱心にお話を聞いてくれます いろんな道具を工夫しています
こんなにシジミが見つかりました ぼくは生き物がちょっと苦手

干潟横断に挑戦しました

お母さんもカニを見つけました

見つけた生き物を記録中。立派な次湯研究にしください こんな鳥も実はいたのです

夏休み親子自然観察会「セミの羽化とコウモリの観察」
2007/7/25(日)

大田区下丸子二丁目公園〜多摩川土手

夏休みは生き物の活動が活発なため、自然観察に適しています。特にセミの羽化は神秘的で一度見ると忘れられないものです。親子でそんな印象的な体験をしてもらいたいとの思いから今回の観察会を実施しました。

セミの羽化は夜行なわれます。そのため集合は夕方。まだ明るいうちにセミの抜け殻や穴を探しました。一つ一つていねいに見ていくと幼虫がいる穴や木をのぼりはじめている幼虫も!

羽化までにはまだ時間があるので公園近くの土手に移動し、ツバメやコウモリを観察しました。バットディテクターという機械を使ってコウモリの超音波を聞きました。

暗くなった頃を見計らって公園に戻ると、ちょうどセミの羽化が始まっていました。背中が割れてから羽が伸びるまで一時間ちょっと。暗闇に白く輝く姿に子どもも大人も夢中になっていました。

この穴には幼虫がいるかな?

セミの幼虫発見!
土手に移動。
この日は60名もの方が集まりました。
暗くなった空にコウモリが飛びかいます
羽化が見られました

みんなで見上げる

第4回 多摩川プロジェクト
2007/7/29(日)

夏休み親子干潟体験その1

当初は猛暑と予報の出ていた今年の夏ですが、なかなか梅雨も明けず、どんよりとした空模様が続いています。ギリギリ雨に降られず、程良い暑さの中での観察会になりました。

今回は夏休みということもあり、タイトル通りにたくさんのご家族の参加にご参加いただきました。また助成をいただいているJTの方より飲み物の差し入れがありました。ありがとうございました。

ご参加の方からは

「なかなか子どもに自然体験をさせてあげられないので」

「子どもたちと一緒に自然体験を楽しみたかった」

というような、自然を体験する良いきっかけになった、とのお話や

「多摩川の生き物の多さにおどろきました」

「カニの目が地面から出ていたこと、カニのダンスが印象に残りました」

など身近な自然に触れあった感想も聞かれました。

次回の多摩川干潟での活動は8月26日(日)に行います。夏休み最後の日曜日です。身近にある自然にぜひ触れてみてください。

道具を持って、干潟探検のはじまりです 大きなシジミを見つけたよ
泥の干潟はサンダルではちょっと歩きづらい トビハゼを見つけてにっこり
水の中にも何かいるでしょうか?

水質調べもしました。底のマークが見えるかな?

いろいろ見つけてみんなで観察 解放されたトビハゼもホッと一息

第3回 多摩川プロジェクト
2007/6/17(日)

多摩川干潟のカニと遊ぼう!

3回目の今回は、梅雨入りしたにも関わらず、そんな様子が微塵もないほど晴れ渡った気持ちの良い観察日和になりました。新聞に掲載された効果 もあって、 たくさんの家族にお集りいただきました。

近所の方がほとんどでしたが、「この近くでよくハゼ釣りをしているんですよ」という人や「身近にこんなに気軽に来れる場所があるなんて」という人など、近くにお住いでも干潟に対する反応はまちまちでした。

でも子供も大人も泥になんの抵抗もない様子で、こちらが説明をする前に自然と干潟に接していました。

そっとカニが穴から出て来るのを待っているじっくり派から、どんどん泥を突き進んではまりまくる行動派まで、それぞれに干潟の自然を楽しんでいたようでした。

次回の多摩川干潟での活動は7月29日(日)に行います。夏休みの自由研究に活用してみてはいかがでしょうか? みなさまの参加をお待ちしています。

 

真剣な表情で事前の多摩川の説明を聞いてくれました おのずとスタッフの解説にも熱が入ります
じーっとカニが出て来るのを待っています こちらは行動派。タイヤの下にも隠れた生物を熱心に探しています

 

多摩川プロジェクト 番外編
2007/6/3(日)

多摩川の干潟水しらべ

この日は全国で一斉に身近な水環境を調べる「身近な水環境の全国一斉調査」の日でした。 私たちが普段活動している干潟の水がどれくらいきれいなのか?あるいはよごれているのか?を知りたいと思って参加しました。

大師橋干潟と六郷水門の干潟の2ヵ所で透視度とCOD(化学的酸素消費量 )を調べ、生き物の観察も行ないました。

結果
【大師橋干潟】
透視度12cm、COD10ppm
【六郷水門干潟】
透視度11cm、COD11ppm

今回は下流側がややきれいという結果が出ました。
今後も継続して調べていきたいと思っています。

水の中でどのくらい先まで見えるかという透視度を測っています CODをパックテストで測りました。薬品が入っているチューブに水を入れます

一定時間後、基準の色と比べて判断します

ヤマトオサガニの飛び出た眼に目が点?

COD:日本語では化学的酸素要求量 。酸化剤という薬品を使い、水中の汚れと酸素を結び付ける。残った酸化剤の量 で水の汚れがわかる。残った酸化剤が少なければ水の中に汚れが多いことがわかる。

「2007年度赤とんぼの街づくり 大森ふるさとのはまべ写 生大会」
2007/5/27(日)

場所:大森ふるさとの浜辺公園 参加者450名

2007年5月27日(日)、4月にオープンしたばかりの大森ふるさとの浜辺公園にて実施しました。当日は夏を思わせる日差しのなか、参加者の皆さんは白い砂浜にひろがって絵を描いていました。絵を描き終わるやいなや海に入って遊ぶ子どもたちもたくさんいて、一足早い海水浴といった光景も見られました。

隣接の大森東小学校では、「ペットボトルのさかなつり」「手づくりえんぴつ工作」「コネコネせっけん工作」「作品をカラーコピーをしよう」といった体験コーナーを行いました。普段なかなか機会のないゲームや工作にみな楽しそうに取り組んでいました。

なお、来たときよりもきれいにして帰ろうということからイベント終了間際には有志で公園内のゴミを拾いました。

地元の大田区と共催で実施した今回は、大田区内外から未就学児、小学生、保護者あわせて450名の方々が参加してくださいました。

当日提出していただいた作品は8月16日(木)から22日(水)まで大田区役所本庁舎の1階ロビーにて展示します。ぜひおおぜいの方々に、子どもたちの目から見た街の風景や自然を見ていただきたいと思います。

 

真夏のような陽気になりました できたばかりの浜辺で気持ち良く絵が描けました
室内では各種体験コーナーも盛況でした きれいとは言え、ゴミも少し集まりました

主催:赤とんぼの街づくり実行委員会
(東京コカ・コーラボトリング(株)/ヱスケー石鹸(株)/(株)トンボ鉛筆/北越製紙(株)/(株)リコー/リコーテクノシステムズ(株)/NPO法人地域パートナーシップ支援センター)

共催:大田区  後援:東京都  協力:(社)食品容器環境美化協会

第2回 多摩川プロジェクト
2007/5/19(土)

多摩川干潟一斉調査

2回目の今回は、東邦大学、海辺つくり研究会などとの協同作業で多摩川河口干潟の一斉調査を行いました。

神奈川県側の殿町干潟3ケ所と東京側はいつもの活動場所の大師干潟と六郷干潟の2ケ所を調査しました。内容は自由に生物を探す調査、決められた場所で泥を採取し、その中から生物を探す調査、シジミの大きさ調べを行い、それぞれに貴重なデータを取ることができました。

また調査地点により、海や川から受ける影響が異なるので、そこに生活する生き物の違いなどがわかりました。この調査は毎年開催する予定です。環境の変化を見るには継続的に調査することが必要なのです。

次回の多摩川干潟での活動は6月17日(日)に行います。みなさまの参加をお待ちしています。

 

調査地点が多いので人も沢山集まりました いつもに増して真剣に生き物を探しました
決められた量の泥をかき出すのに悪戦苦闘 大学の研究室を借りて採集物やデータを専門家の指導の元整理しました

 

第1回 多摩川プロジェクト
2007/4/21(土)

昨年度より継続しての活動が今年度も始まりました

多摩川大師橋干潟をフィールドにした活動が今年も始まりました。多くの方のご支援、ご参加のおかげで今年で3年目を迎えることが出来ました。

昨年度は干潟に生息する生き物調査を中心に活動を行ってきました。今年度は昨年の活動を受け継ぎながら、新たに干潟の清掃や水質調査など、視野を広げて活動していく予定です。

1回目の今回は、ヨシ原に生息する陸生のカニ類の捕獲調査、干潟歩き、水質検査を行いました。カニ類は残念ながら確認できませんでしたが、干潟の泥の深さを身を持って体感したり、想像以上の水質の良さを発見できたりと充実した活動になりました。

次回は5月19日に海辺つくり研究会などと協力して多摩川干潟の合同調査を行います。みなさまの参加をお待ちしています。

 

お父さんと一緒に望遠鏡で鳥を見ました 泥に悪戦苦闘しながら干潟を横断!
ヨシの若芽で草笛遊びもできました 今年度から取り入れた水質検査。結果 はいかに

 

第3回「エコウォーク 多摩川を歩こう」
2007/3/24(土)

多摩川土手(六郷土手駅〜天空橋駅) 参加者数:28名  講師:小山文大

1月から始まったエコウォークも今回で最終回。いよいよ河口まで歩きます。歩き始めてすぐにオオジシバリやハマダイコン、セイヨウタンポポなどたくさんの花が目に入りました。草もだいぶ生えてきていて、ヨモギを摘むこともできました。一方、川に目を移すとまだまだ冬鳥が多く見られ、季節の変わり目を実感しました。この日はセイタカシギやシマアジなど珍しい鳥も観察することができました。途中の大師橋あたりからは土手が狭くなり、たくさんの船が係留されているなどそれまでとはだいぶ景色が変わっていました。  「エコウォーク 多摩川を歩こう」は今回でひとまず終了です。参加者の皆さんどうもありがとうございました。

 

スタート早々にたくさんの花を見つけました 「あっ、いたいた」鳥が意外と多いことに皆さん驚いていました
干潟にはすらりと美しいセイタカシギの姿が 玉川弁財天にも寄りました。もうすぐゴールです

 

第2回「エコウォーク 多摩川を歩こう」
2007/2/24(土)

多摩川土手(多摩川駅〜六郷土手駅) 参加者数:31名  講師:小山文大

全3回のなかで今回が一番距離が長いコースです。風がやや強かったこともあってカモが羽を休めているところを多く見ました。また、前回から1ヵ月たった今回はたくさんの花が咲いていました。オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ヘラオオバコなど。第3回のときにはどれくらい季節が進んでいるか楽しみです。小学2年生の男の子も最後まで元気よく歩きとおせました。

 

多摩川のどのあたりを歩くのか説明してからスタート 頭の上が白くて目立つヒドリガモが多くいました
治水の方法の変遷についても学びました ハマダイコンという植物を掘ってみると・・・立派なダイコン?

 

「子どもたちの描いた生き物・風景 2006年度赤とんぼの街づくり写生画展」
2007/1/22(月)〜1/28(日)

場所:NHKふれあいホールギャラリー  来場者数:216名

多摩動物公園と葛西臨海公園とでおこなった写生大会の絵を展示しました。会場には約180点の絵が並び壮観でした。子どもたちの多様な視点や個性あふれる表現が来場者の目を楽しませていました。

 

家族連れでの来場も多くありました

 

第1回「エコウォーク 多摩川を歩こう」
2007/1/20(土)

場所:多摩川土手(二子玉川駅〜多摩川駅)  参加者数:30名  講師:原田慈照氏

ときどき小雪がちらつく冬らしい天気のなか多摩川の土手を歩きました。宝石のようにれいなカワセミや川面 で羽を休めるカモ、寒さにまけず花を咲かせる草や芽吹きの準備をしている樹木を見ることができました。最後は小高い多摩川台公園からそれまで歩いてきたコースを振り返りました。

 

みんなで楽しくおしゃべりしながら歩きました 何が見えるかな?
芽があたたかそうなコートを着ていました 寒さにもかかわらず花が咲いていました